さくらのVPSでCentOS8を使う
マインクラフトとTeamSpeak3用に借りているVPSの契約が切れるので、VPSを新規契約しCentOS8をインストールしサーバーを構築した備忘録です。
使用したサーバーは さくらのVPS 2G です。
CentOS8をインストール
さくらのVPS申込時には標準でCentOS7がインストールされていますが、今回利用したいのはCentOS8なので、OSを入れ直します。手順はVPSコントロールパネルからOSインストールを選択し、カスタムOS「CentOS8 x86_64」を選択しCentOS8をインストールします。少し待った後、コンソール画面を開くよう指示されるので、CentOSのインストールを完了させます。
OS設定
CentOS8のインストールを終えたのでサーバーを立ち上げ、一旦rootユーザーでサーバーに接続します。必要なソフトウェアをインストールしたり、SSHポートを変更します。
作業ユーザーの追加
作業ユーザーを作成し、sudo権限を付与します。usernameはお好みで。
useradd username
passwd username
changing password for user username.
New password:
Retype new password:
passwd: all authentication tokens updated successfully.
usermod -G wheel username
以上で作業ユーザーを追加し終えたので、rootユーザーでの接続を終了し、追加したユーザーで作業します。
テキストエディタをインストール
テキストエディタはいろいろありますが、簡単で使いやすいnanoをインストールします。
sudo dnf install nano
SSH設定
rootユーザーでは直接サーバーにログインできないように設定を変更します。また、デフォルトで設定されているSSHポート(22番ポート)を変更します。変更するポート番号はFTPやHTTP等のウェルノウンポートに被らないように設定します。例として34567設定します。(実際には違う番号を使って設定しました。)
sudo nano /etc/ssh/sshd_config
Port 34567
PermitRootLogin no
firewall設定
ファイアウォールの設定で外部からアクセスできるように34567番ポートを開放します。
sudo firewall-cmd –permanent –add-port=34567/tcp
sudo firewall-cmd –reload
SELinux設定
SELinuxが許可していないポート番号でのプロセスの禁止しているので、SELinuxの設定を変更します。SELinuxの設定を変更するためにsemanageコマンドを使いたいので、policycoreutils-python-utilsをインストールします。インストールし終えたらSELinuxのポリシーに34567番ポートを追加します。
sudo dnf install policycoreutils-python-utils
sudo semanage port -a -t ssh_port_t -p tcp 34567
以上で設定を終えたので、sshdを再起動します。sshdの再起動に成功し、無事に変更したポート番号で接続出来れば終了です。
sudo systemctl restart sshd